特産物

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特産物

※下記出荷時期は例年の目安です。天候条件等により出荷販売されない場合もあります。また、生産組織によるグリーンセンターへの出荷はございません。)

れんこん

  れんこんはハス科に属する多年性草木で明治時代に中国から導入され、全国に普及した作物です。れんこんは高温多日照を好む植物で、栽培適地は15℃以上の気温が6ヵ月以上継続する地帯で、作土が深い細粒の粘質土壌であって、夏場に水が十分に得られる場所が適地であると言われています。
  海部地域は木曽三川のおりなす肥沃な湿田地帯がれんこん栽培に適していることから、全国でも有数のれんこんの生産地として成長してきました。愛知県産のれんこんのほとんどはここで生産されています。
  低湿地帯の経済作物として露地栽培が面積拡大し、その後の用排水分離の完備によりハウスによる促成栽培が導入され、1年を通して出荷されています。また、鮮度を保つため土を落とさない「土付きれんこん」としてシャキシャキした歯触りと、安心・安全を消費者の皆様へお届けしています。

【関連組織】
●ハウスれんこん部会 
●海部れんこん組合 
●マルハチ出荷組合

【主な出荷先】
・名古屋市中央卸売市場本場、北部市場
・岐阜市中央卸売市場
・その他(愛知県内市場、三重県内、北陸地区)

【愛知県産れんこんの実績】(平成25年産、カッコ内は全国順位)
・作付面積:302ha(4位)
・生産量:3,710t(4位)
・産出額:11億円(4位)

【活動】
あいち海部産の「レンコン」をPR
-2022.10.3-
  愛知県公館で大村秀章愛知県知事に大手コンビニチェーンとコラボした商品を特産をPR。
  愛西市はレンコンの生産、出荷量が県下1位です。

トマト(ミニトマト)

トマト(ミニトマト)

  海部地域のトマト栽培は用水のパイプライン化と排水対策により乾田化が進むとともに、栽培技術の改良も進み、栽培型は水耕栽培・土耕栽培、作型は10月に定植する「促成栽培」や12月に定植する「半促成栽培」により1年を通して関東・関西・中京市場へ出荷されます。
  また、平成25年1月に竣工したミニトマトセンターでは果色・果形が良く安定して糖度の高い「千果」の選果から出荷が行われています。それぞれの部会が味・品質にこだわり生産しています。

  トマトには赤い色素「リコピン」と、ビタミンA、C、B1、B2、E、カリウム、マグネシウムなどのミネラルも含まれています。ビタミンは『体の潤滑油』といわれ、体内の生理機能を調節したり、酵素の役割を補ったりしてくれます。また、ミネラルはたんぱく質などと結合して骨や筋肉など、人体の組織を作るほか、血液や体液の浸透圧やPHを正常に保ったり、酵素の必須成分としてさまざまな生理作用に関わる機能的な役割があります。

【関連組織】
大玉トマト:
●あまトマト部会
●マルSトマト組合

ミニトマト:
●よつえ生産部会

イチゴ

イチゴ

  海部地域のいちご栽培の歴史は古く、昭和初期に始まりました。昭和30年代後半から本格的に広まり、今では、海部地域の重要な農産物になっています。主な栽培品種は、大粒でおいしい「とちおとめ」をはじめとして、「章姫」や愛知県によって品種登録された「ゆめのか」が主力となっています。「ゆめのか」は果皮がほど良く硬いため痛みにくく完熟に近い状態で収穫できることもあり、糖度も高めですが、酸味もあってさっぱりとした食味です。
  いちごには、ビタミンCが多く含まれ、5、6粒食べるだけで一日の必要量を摂取することができると言われています。その他にも、カルシウム、食物繊維など体に必要な成分がたっぷり含まれてます。

【関連組織】
●あまイチゴ組合
※「津島市下新田いちご組合」・「マル愛いちご生産組合」・「マルタツ苺生産組合」・「八開苺生産組合」が2017年10月20日に組織再編により「あまイチゴ組合」となりました。
●STK苺部会

【主な出荷先】
・名古屋市中央卸売市場本場、北部市場
・甲信越市場

【愛知県産いちごの実績】(平成25年産、カッコ内は全国順位)
作付面積:293ha(5位)
生産量:10,000t(6位)
産出額:85億円(7位)

イチゴ

【活動】
あいち海部産の「イチゴ」をPR
-2020.2.19-
  JAあいち海部は愛知県公館で大村秀章愛知県知事に特産物のイチゴをPR。
  県品種「ゆめのか」県1位の産地です。

ネギ

ネギ

  この地域のねぎは、海部郡神守村(現津島市)の越津地域で徳川3代将軍家光の時代に改良された「越津ねぎ」を用いて、冬季の出荷を中心に栽培されてきました。昭和30年代中頃からねぎの需要が周年的になり、春から秋にも出荷できる作型が導入され、昭和40年代には、品種も越津に加え耐暑性のある金長が導入され、現在では、品種・は種・移植・定植時期を組み合わせて、一年中、出荷されています。
  昔から、ねぎは、健胃健脳の野菜といわれており、ネギの辛味の成分であるアリシン(硫化アリルの一種)には血行を良くし、体を温める働きがあり、ビタミンB1の吸収を促進する働きもあり疲労回復にも効果があると言われています。
  海部地域のねぎは、冬季に出荷される「越津ねぎ」と春から秋にも出荷できる作型で耐暑性のある「金長」「長悦」が栽培され、現在では品種・播種・移植・定植を組み合わせて一年中出荷されています。

【関連組織】
●佐織園芸組合 夏ねぎ部会
●佐織園芸組合 青ねぎ部会

みつば

みつば

※グリーンセンターでのお取扱いはございません。

  管内のみつばは水耕栽培が一般的で、ミツバの香りは、食欲増進を消化を促す効果があります。また、塩分を排泄する役割があるカリウムを豊富に含み、高血圧に効果があります。更に抗発ガン作用や動脈硬化の予防で知られるβカロチンも含まれ、βカロチンは体内でビタミンAに変換され、髪の健康維持や、視力維持、粘膜や皮膚の健康維持、そして、喉や肺など呼吸器系統を守る働きがあるといわれています。
  ミツバは特有の香味があり、古くから料理に利用され、栄養も豊富なセリ科の多年生草本です。

  海部地域は、ミツバを始めとする水耕栽培の先進地であり、「水耕ミツバ」はあいち海部の農産物として高く評価されています。水耕栽培は植物の生長が速く、農薬使用量も少ないため安心・安全な野菜の栽培方法のひとつです。

【関連組織】
●八開水耕組合:ミツバ・サンチュ・クレソン・ネギ・水菜
●あまグリーンみつば部会:ミツバ・サンチュ・クレソン・ネギ・水菜
●十四山水耕みつば組合:ミツバ
●飛島村水耕ミツバ部会:ミツバ

【活動】
あいち海部産の「みつば」をPR
-2014.5.30-
  JAあいち海部あまグリーン部会、十四山水耕ミツバ組合、八開水耕組合は愛知県公館で大村秀章愛知県知事に特産物のみつばをPR。愛知県はみつばの産出額、収穫量が全国第2位でそのうち約半分が当JA管内で生産されています。

お米

お米
お米

  JAあいち海部管内は県下でも有数な水田地帯であり、「あいちのかおり」をはじめ「コシヒカリ」や「あきたこまち」を栽培しています。なかでも、弥富市鍋田地区で栽培される「あきたこまち」は昭和34年の伊勢湾台風の大災害を契機に早期栽培に取り組み、県内で最も早い8月上旬には収穫されるお米として有名です。
  また、「あいちのかおり」は希少米「ハツシモ」と「コシヒカリ」の系統である「ミネアサヒ」を交配して誕生した、愛知県を代表するお米の品種で、農薬を減らして栽培できるように改良され、県の奨励品種米にも指定されています。栽培されるお米は農薬使用12成分以下、環境にやさしい緩効性肥料「ひとまきくん」で生育される「安心あいち米」として出荷され、消費者の皆様へ安心と安全をお届けします。
  大粒でおいしい「あいちのかおり」は愛知県の学校給食でも定番のお米となっており、冷めてもおいしく食べられるのでお弁当にも最適です。

【関連組織】米・麦・大豆
●弥富地域農業機械銀行
●十四山受託部会
●飛島村営農受託部会
●JAあいち海部南部営農受託協議会
●JAあいち海部北部営農受託部会
●立田受託部会
●八開営農受託部会
●津島市営農受託協議会
●愛西市受託協議会
●後継者の会

花ハス

花ハス

  れんこんの産地である愛西市では花ハスの出荷も盛んです。
  ハスは泥の中で根を張り水面に花を咲かせることから、生命力を表す花として神聖視されてきました。また、蓮は子孫繁栄のおめでたい縁起のよい植物とされています。
  花ハスはお盆用の花として7月の上旬から8月中旬まで関西地域を中心に出荷されます。

カラー

カラー

  カラーは、ギリシア語の「カロス(美しい)」が語源であるといわれ、花びらに見える白く大きな仏炎苞が、修道女の襟に似ていることにちなむといった説もあります。花言葉の「華麗なる美」「乙女のしとやかさ」は、花名の語源となったギリシア語の「カロス(美しい)」に由来するといわれます。
  「清浄」の花言葉は、純白のウェディングドレスの裾を思わせる白くすっきりしたその花姿にちなむともいわれ、結婚式のブーケ等にも使用されます。

  愛西市で栽培されるカラーは千葉県君津地域、熊本県阿蘇地域と並ぶカラーの三大産地です。平成4年の「カラー疫病」の発生に伴い、疫病に強い「ウェディングマーチ」に品種を更新し、「太陽熱・ 石灰窒素法」による疫病防除技術を確立し、切り花を安定して生産しています。
  現在では産地三県合同で「ホワイトデーはカラーを贈る日」と称して販促キャンペーンを行うなど全国に向けてPRを展開しています。

花菖蒲

花菖蒲

  江戸時代より日本人に愛されてきた花菖蒲は、品種改良が重ねられ、その地方により形や色の違うそれぞれの品種が好まれています。花菖蒲が花を咲かせるのは梅雨のひとときだけで、そのわずかな短い間に刻々と変化し、美しく花を咲かせます。
  梅雨のひとときだけ見せるそのはかない美しさが古くより愛されてきた花です。

ダイコン・ミニダイコン

ダイコン・ミニダイコン

【関連組織】
●八開春野菜組合
●八開秋野菜組合(ダイコン・ハクサイ・キャベツ)
●立石秋野菜組合(ダイコン・ハクサイ)
●八開ミニ野菜組合(ミニダイコン)

  4月下旬から6月上旬まで愛西市で出荷される「春ダイコン」は栽培面積、生産量ともに全国有数です。「秋ダイコン」の出荷を含めると一年を通して出荷されています。また、愛西市で栽培される葉付のミニダイコン(白長二十日大根)はサラダや、懐石料理に重宝されています。

ニンジン

【関連組織】
●八開人参組合
●八開春人参組合

  愛西市は、木曽川沖積層の深い砂壌土という恵まれた耕土を利用し、高品質なにんじん栽培を行っています。栄養価も非常に高くカロテンを大量に含んだ緑黄色野菜です。

ポインセチア

ポインセチア

【関連組織】
●蟹江町花卉部会:ポインセチア、リーガースベゴニア、ブーゲンビレア

  海部地域の鉢物は比較的新しく伊勢湾台風後、蟹江町でポットマムの栽培が始まりでした。現在は、ポットマムの他にポインセチア、リーガースベゴニア、ブーゲンビレア、花だん苗等が年間を通して栽培され大きな産地となっています。
  ポインセチアはクリスマスを飾る人気の観葉植物です。秋頃から店頭に並びます。

赤しそ

赤しそ

【栽培地域】
●大治町

  大治町は県下有数の生産地で、ちぢれと濃い色味で見た目が良いと評判です。
戦後まもなく栽培が始まり、当初は名古屋への出荷が中心でしたが関西からも注文が来るようになり生産が盛んになりました。
 平成23年には赤しその妖精「はるちゃん」というマスコットキャラクターも誕生し、町内の商店街では商品も販売されています。
 旬の時期は6月。毎年庄内川の河川敷一面が赤紫色に染まります。

コマツナ

コマツナ

【栽培地域】
●あま市(甚目寺地域)、大治町

  江戸時代に小松川(現在の東京都江戸川区周辺)で盛んに栽培されるようになり、その後、関東を中心に栽培が広がりました。
尾張地域では昔から雑煮に用いられており冬の伝統的な野菜として盛んに栽培されています。
 特に霜の降りる時期のコマツナは栄養価が高く、葉肉も厚く柔らかくなり、甘みも強くなります。

方領ダイコン

方領ダイコン

【栽培地域】
●あま市方領地内(甚目寺地区)

  江戸時代にあま市方領地内(甚目寺地区)が原産地であることから、方領大根と呼ばれるようになりました。
 起源は明らかでないですが安永3年(1774年)に尾張徳川候が、放鷹のおり村人がこの大根を献上したところ「太く、大きく、且つ美味」であると賞賛し、尾張大根の名称で全国的に名前が知られました。現在では「あいちの伝統野菜」に認定され、原産地のまちおこしとして取り上げられ、市の伝統野菜として親しまれています。
旬は12月~2月。葉が横に開き、根(ダイコン)首部を覆う。根は白く、水牛の角のように湾曲したものが良品とされています。大根の肉質は緻密で煮くずれしにくく、「ふろふきダイコン」につかうと絶品とです。

白花千石

白花千石

【栽培地域】
●あま市(甚目寺地区)

 名前の由来は莢が千石船の帆の形に似ているからという説と収量が多いからという理由で千石と呼ばれている説の2つがあります。「ふじまめ」とも呼ばれています。
 白花千石は、あま市(甚目寺地区)を始め尾張平野で、明治時代から栽培されている豆の品種です。特有の香りがあり、冷麦やそうめんの副菜として食されてきました。
 旬は7~8月。莢は淡緑色でやわらかく適度な香気、独特の風味があります。和え物、煮物などに利用されています。

ホウレンソウ

ホウレンソウ

【栽培地域】
●あま市・大治町・飛島村

 ホウレンソウの「ホウレン」は中国語でペルシャを意味し、西アジア、ペルシャ地方で最初に栽培されたのではないかと考えられています。明治中期から栽培が始まり、明治末期には尾張平野の木曽川沖積畑地を中心に、大治町、あま市などで産地が形成されました。また、平成16年に結成された「大治町地産地消学校給食会」により、学校給食への定期的な提供も始まり、地産地消の取り組み等に活用されています。
 露地栽培が中心で、濃緑で葉肉も厚く旬の味覚が味わえます。旬は10月~4月。ビタミンA、Cを始め鉄分やカルシウムが多く含まれる緑黄色野菜です。

モロヘイヤ

モロヘイヤ

【栽培地域】
●大治町

 日本では1980年頃より栽培が始まった新しい作物で、大治町では平成に入った頃から栽培が始まりました。比較的手軽に出荷できることから栽培が広がり、今では大治町を代表する野菜のひとつになりました。
 葉の部分を食べる1年草の野菜で、耐乾性が強く高温多湿を好みます。葉を刻むとオクラやとろろに似たぬめりが出てくるのが特徴です。旬は6月~10月。カルシウム、ビタミン、カロチン等を多量に含み、健康野菜としても注目されています。