Q.せっかく実った果物や野菜がカラスに食べられてしまいます。退治する方法はありませんか。
A.カラスに限らず、全ての野生鳥獣は、鳥獣保護法により、許可なく捕獲したり処分したりすることは禁じられています。うるさい、迷惑だからといって、捕まえることはできません。追い払うしかありません。
よく、カラスを追い払うために、CDなどきらきら光るものを吊るしたり、カラスの死骸に似せた鳥よけグッズを吊るしてあるのを見ます。初めは近づきませんが、慣れてしまうと、またやってきます。鳥よけグッズは、長期間の持続的な効果は期待できません。果物など加害される期間限定の対策となるでしょう。
完全シャットアウトするなら、防鳥網ですっぽり覆うことになりますが、お金と手間はかかります。
安価で簡単に設置できる侵入防止策として、見えづらいテグスを張る方法があります。翼に不意に触るのをカラスは嫌います。テグスは、黒色がおすすめです。一般的なテグスは光って見えやすいのですが、黒だと見えづらく、気づかないまま近づいて、羽がテグスに触ってびっくりして侵入しません。
張る間隔は、カラスが翼を広げた1mが最適ですが、2mでも効果があります。
また、歩いて侵入するのを防ぐため、高さ15㎝ほどに横糸を張り巡らせます。(写真1)
スイカなどでは、食べられないように一個一個出荷コンテナで隠しておく手もあります。 (写真2)
防鳥にはなりますが、スイカに陽が当たらないので、しましま模様が薄くなって、見栄えは悪くなります。味に変わりはありません。
なお、電柱にカラスの巣を発見した場合は、中部電力まで連絡してください。