2023年11月号「冬に観葉植物の葉が黄色くなり元気がない理由を教えて」

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Q.冬になると、観葉植物の葉が黄色くなったりして元気がなくなるんですが、なにがいけないんでしょう?

A.11月になると最低気温が7℃になる日が出てきます(愛西アメダス)。

パキラやフィカス(ゴムの木)などは7℃以上、ドラセナ、モンステラなどは10℃以上で管理します。 寒くなる前に、室内へ移動させます。植物が新しい環境に慣れるのには2週間ほどかかりますので、早めがいいでしょう。

アンスリウム、スパティフィラム、カラジム、カラテアといった葉や花蕾を楽しむ植物は12℃以上、室内の特に暖かい場所で育てます。日当りのいい所へ置きたくなりますが、窓際は冷えます。昼間は暖かくとも夜は10℃を切ることもあります。

冬越しに失敗するもう一つの原因は水やりです。水やりのタイミングは土の中まで乾いたとき。冬、植物は水を欲しがりません。生長は鈍って休眠するものもあります。暖かい日中に、鉢底から流れ出るまで水をたっぷり与えます。鉢皿の水は捨てます。土が湿りっぱなしにならないようにして根腐れを防ぎます。

暖房のかかった部屋は乾燥するものです。葉水で湿度を保ちましょう。

霧吹きで葉の表と裏に水をかけ湿らせます。ハダニやカイガラムシは冬でも発生します。これらの害虫を防ぐにも効果的です。

残念ながら傷んでしまった場合、古い葉を取り除きます。その場合、無理に摘んだり切ったりして傷つけることのないよう、完全に葉柄まで枯れてから除去します。来年、暖かくなったら新しい葉が出て育つでしょう。

なお、肥料は要りません。