写真を撮るだけで病害虫雑草をAIが診断
- スマホアプリレイミーのAI病害虫雑草診断
スマートフォンで写真を撮り、人工知能(AI)を活用して病害虫や雑草を診断するアプリです(あまの風の2021年8月号で概要を紹介済み)。今回は、具体的な使い方を紹介させていただきますので、是非活用してください。
- アプリのダウンロード
アンドロイドもアイフォンにも対応していますので、検索するか下記のQRコードよりダウンロードしてください。
- 使い方の流れ
①診断を選択→②対応作物を選択③診断内容を選択→④画像を撮影・選択→⑤診断結果の特定と防除薬剤の選定、となります。
- 診断可能な対応作物
対応作物は、現在、水稲、キャベツ、レタス、はくさい、ブロッコリー、ねぎ、トマト、きゅうり、なす、いちご、こまつな、チンゲンサイの12種類で、順次、拡大されていきます。
- 診断内容を選択
病害・食害、害虫、雑草の3つのカテゴリーから1つを選択します。
- 画像の撮影
診断したい対象の写真を撮り、AI診断をタップしてください。スマホに保存されている写真からギャラリーをタップして5つまで(1つの診断内容に共通して)選ぶこともできます。診断を成功させる精度アップのコツは、ピントが合った画像を、㋐対象が大きく中心に映るようにトリミングなど調整することです。㋑掌の上に対象を持ったりせず、圃場に発生している状態で、診断対象以外ができるだけ写りこまないようにします。 ㋒葉全体ではなく、葉に生じた対象病害の症状が大きく映るように調整します。㋓さらに、太陽を背にし自分で影を作って撮影することで、画像の余分なコントラストを減らします。
- 上位5つの診断結果と薬剤
AI診断をタップするとAIが診断した自信度の高い順に5件、病害虫雑草の情報が写真付きで表示されます。撮影対象と見比べて、これだと思われるものをタップして、診断を確定します。
対象物を防除するをタップすると、農薬の候補が表示され、農薬の詳しい情報もみられます。ただ、登録のある薬剤が表示されるだけなので、効果的薬剤の選定には他のWebページ(例、タキイ種苗 病害虫・生理障害)なども参考にする必要があります。
- その他の機能
トップ画面の診断履歴から、過去の診断履歴や診断結果を再確認できます。絞り込みで詳しい項目を設定すれば、条件に合った診断結果のみを確認できます。さらにマップ表示では、診断対象のた場所を確認することも可能です。
圃場管理機能も追加されており、圃場ごとの診断や作業記録をスマートに管理できます。
- 使用上の留意点
このアプリはあくまで防除の支援ツールで、最終的な診断と農薬使用に関する責任は利用者本人となります。