いちご道場第1期生閉校式、第2期生開校式 産地の担い手確保に向けて

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2024.6.6

当JAでは産地の維持拡大のため県・市町村・JAあいち経済連・各生産部会と連携した担い手の確保に取り組んでいます。2021年には「いちご新規就農支援協議会」を設立し、当JAが事務局となって新規就農支援事業「いちご道場」を立ち上げました。栽培技術の習得に加えて、独立後の経営確立や地域定着に向けたフォローアップなど、総合的な支援を行う研修プログラムを策定し、希望者が安心して就農できる体制を整備しました。

研修は2年間行われます。研修生は各受入農家を周り栽培に関する知識や実践的な技術について学びます。また投資や税務申告などの農業経営に必要な知識の習得や、農地の取得、補助金の申請などの手続きについても研修の中でサポートします。

6月6日には津島市にある当JA北部営農センターでいちご道場の第1期生閉校式と第2期生開校式を開催し、研修を修了した第1期生の成田俊介さん(34)には記念品が贈呈されました。成田さんは「未経験からの就農で不安も大きかったが、多くの人にサポートいただき無事就農することができました。独立後も地域の中心となる担い手を目指して頑張っていきたいです」と話しました。

第2期生の浅沼英司さん(43)はこれから始まる研修に向けて「テレビでイチゴの圃場を見てから少しずつイチゴの栽培に興味を持つようになり、自身で経営を始めたいと思い就農を決意しました。研修生として知識や技術の習得に励んでいきたいです」と話しました。2人の挨拶を受けて、同協議会の佐藤善昭会長(56)は「成田さんが2年間の研修をやりきってもらえたこと、浅沼さんが農業の世界へ飛び込んできてくれたことをとても嬉しく思います。地域の担い手として研鑽を重ねていってほしいです」と2人を激励しました。